リノリウムという床材をご存じですか?
ジュートの上に
亜麻仁油や
ロジンなどにコルク粉や石灰石粉を混ぜた表面層を乗せて仕上げた床材です。
昔は軍艦の甲板や露天艦橋の床に使われていました。
つまり、丈夫な床材として重宝されていたということです。
しかしアルカリに弱いという弱点があり、日本では次第に使われなくなり、
東リ(東洋リノリューム)でも既に生産からは撤退しておりますが、近年のエコ嗜好から公共施設床材や住宅床材として人気が復活しつつあります。
問題は現在主流の塩ビ系床材と見分けが付きにくいことσ(^◇^;)
この夏ある現場でこの罠に嵌まってしまいました(~_~;)
ある学校の教室です。
元はブラウンの表面層を持った床でしたが、度重なるワックスがけの影響で黒ずんでしまっていたので、施設の担当者が強アルカリ性の剥離剤を用いてワックスを除去しようとしたところ、床材の表面層を含めて溶かしてしまいました(;゜ロ゜)
こうなってしまうと、貼り替えしかありません(T_T)
施設の管理権原者と相談し、塩ビ床への貼り替えということで納得してもらいました。
つづきは↓
床材の貼り替え作業というものを初めて見させていただきましたが、
隅っこをキメるローラーとか
隅っこをキメるカッターとか
床材を接着するヘンテコなマシンとか
この作業は素人にはなかなか難しいようですσ(^◇^;)
塩ビ系の床材は新品時に見栄えが良くなるようになにか塗ってありますので、床維持剤を塗布する前に一回洗ってあげる必要があります。
本日時間がとれたので、小生がひと洗いさせていただき
こんな感じに仕上がりました(^^)v
これにて小生の夏に一段落付きましたσ(^◇^;)